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「闘病」
小説

自分の居場所-31

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少し経って、看護婦が「終わりましたので、お部屋へどうぞ。」と言ってきた。真人たちは、再び部屋へ入った。 「ねえ、まだ息をして寝ているだけのようなんだけれど!」と良子が言った。「本当にね、だからきっとそんなに苦しまれなかったはずよ。」と絹江が、良子の肩を抱くようにして言った。真人たち全員が、大作を見つめて短い沈黙が流れた。真人は、頭の中がまっ白で何も考えられないような状態だったが、「皆何を思って大作を見つめているのだろうか?」という考えがふと頭の中をよぎった。「それじゃ、一旦私たちは、帰りますわ。また、後で顔を出しますね。奥さん、気をしっかりね。」と言って良信夫婦が帰っていった。部屋では、大作の脇に座った良子が大作をさすりながら「ごめんね。お父さん。ごめんね。看てなくて。」と声をかけていた。だが、その声は、先ほどまでの興奮状態は収まりかなり落ち着きを取り戻していた。真人は、そんな良子の様子を良子の後ろに立って静かに眺めていた。
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