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「闘病」
小説

自分の居場所-30

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真人は、二人を食堂に案内し椅子をすすめた。真人も椅子に腰かけたが、三人とも口を閉ざしたままで短い沈黙が流れた。やがて、ガラガラという扉の音とともに病室の良子が出てきた。大作の死後処置が始まったのだ。良子は、三人がいるもとに駆け寄ると良信夫婦に深々と頭を下げ、手にしたハンカチで口を押えながら「どうもすみません。主人がいろいろとお世話になって。」と言った。「奥さん、何を言ってるの、私たちなんか、何もしてあげられなくてよ!本当に残念ねえ。まだ、これからっていう時に。ご主人は、安らかだったから、きっと苦しまれなかったはずよ。」「本当、本当、うちの奴が言う通りだよ。」良信夫婦は、一生懸命に良子を励ましていた。真人は、三人のやり取りを少しの間黙って聞いていたが、突然良子の方を向いて「葬儀屋は、濱公葬儀屋に頼んだよ。もう少ししたら、遺体を引き取りに来て自宅まで運んでくれるそうだよ。」と伝えた。「ああ、そうあそこなら近くだから良かったわね。」と良子もうなずいて答えた。すると、横から良信が、「私も自分が死んだら葬儀屋はそこに頼んでいるんだ。」と自慢そうに濱公葬儀屋の話を始めた。
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