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「闘病」
小説

自分の居場所-26

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「息子さんですか?今は、お母さんが興奮されてるから後で伺いますが、この後ご遺体の処置をさせていただきますので、その時は、皆さん少しの間お部屋から出ていただきます。それと、葬儀の手配をなさってください。また、お母さんがかなり興奮されているご様子なのでこれ以上ひどくなったら申し出てください。鎮静剤か何かお出ししますので。」と看護婦が真人の方を見て言った。「あっ、すみません。お願いします。」そう言って真人は、静かに目を閉じている大作を眺めた。その死に顔は、看護婦が言ったように確かに安らかで、今からでも目を覚ましそうな表情をしていた。「やっと、癌の苦しみから解放されたね!」真人は、思わずそう声をかけたい衝動に駆られた。看護婦は、しばらくベッド回りの片づけをしていたが、「奥さん、気をしっかりね!」と良子の方を気にしながら部屋を出て行った。「真人、お父さんまだ息をしてやしないかい、まだ、顔も暖かいし、ほら、お父さん起きて!ねえ、起きて!」と大作にすがりながら良子は叫んでいた。「母さん、父さんはもう亡くなったんだよ。」真人は、良子を大作から引き離すように両肩を引いた。「私が、寝てしまったもんだから.....。」
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