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「闘病」
小説

自分の居場所-21

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「藍ちゃんの風邪は、どう?少しは、よくなったの?」良子が真人の方を見て訊ねた。「和くんも、ひき始めだったわよね。」良子は、大作の背中をさする手を止め立ち上がった。「あぁ、藍は、だいぶよくなったよ。もう大丈夫だろう。でも、和は、今からだろうね。」真人は、窓の外を眺めながら答えた。良子は、立ち上がると、テレビの下にある物品入れの扉を開き、そこからタオルを取り出して、洗面所で少し湿らし大作のそばに行くと大作の汗ばんだ顔をそっと拭き始めた。「和くんが心配ね...。和君がこの間来てくれたときお父さんすごく喜んでたわよ。」「まあ、よく動き回るもんだって。笑いながら驚いてたわ。」真人には、大作が元気に動き回る孫の姿を見て喜ぶ気持ちが痛いようにわかった。自分が、自由にならない分、孫には元気に飛び跳ねていて欲しいみたいな気持ちなんだろう。「うん、本当によく動くよね~、あいつ。一時もじっとできないんだから。うちの奴が、多童子じゃないだろうか?って心配してたよ。」真人は、そろそろ帰る頃かなと腕時計に目をやった。
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