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「闘病」
小説

自分の居場所-19

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真人は、子供の頃の優しかった大作のことを思い返していた。真人が、母の良子にこっぴどく叱られて夕飯抜きで暗くなった家の外にたたき出された時も、母の良子にとりなして家に入れるようにしてくれ夕飯を食べさせてくれた父、小学校の高学年まで夜尿症でいつも母に叱られおびえて寝ていた真人が、冬の寒い時期にまたオネショウをして、母から濡れて冷たくなった布団を剝ぎ取られてひとり震えていたときに、自分の布団に入れて暖かい膝で温めてくれた父、中学生の真人が、ふざけていて初めて人を傷つけたとき狂ったように叱る母とはべつに、「わざとではないんだろ、これからは気をつけろよな」と言ってくれた父、等々真人の脳裏には、大作の優しい思い出ばかりが浮かんできた。真人は、それぐらい大作から叱られたことがなかった。後にも先にも、真人が大作からものすごく怒られたと記憶で残っているのは、火遊びをやってはいけないと注意をされていたにもかかわらず再び火遊びをしていて真人自らが火傷を負った時ぐらいだ。この時ばかりは、父大作が別人のように烈火のごとく怒り、洗濯機の排水ホースで脚をみみずばれになるぐらいまで叩かれた。
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