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「闘病」
小説

自分の居場所-9

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良子と真人の二人で、大作を白いつなぎに着替えさせると大作は、真人の買ってきた将棋の本を手に取ってまた読みだした。「あなた、ごはんまだでしょ。おなかすいたなら、おにぎりがあるわよ。」「お昼に売店で、買ってきた分、まだ、悪くなってなさそうだから食べられるわよ。」と良子が真人に言った。「いや、俺は、いいよ帰って食うから。」「ところで、昨日は聡子は来たの?」と個室の北側にある付き添い専用のソファーベッドに腰掛けた真人は、外の景色を眺めながら良子に聞いた。このソファーベッドは、人がやっとひとり寝れる程度の広さがあり、付添人は、このソファーベッドで寝泊まりしていた。また、ソファーベッドの真後ろには割と大き目につくられた北側の窓があった。窓の外は、かつて大作が勤務していた工場の煙突が見え、大作が定年する直前まで住んでいた家からよく目にしていたみかん山の青白い誘蛾灯も見えたりして、療養中の大作にとって、この窓からの飽きのこない景色は、きっと気分を紛らわせ、お気に入りになるだろうと思われた。
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